バリ島「グリーンスクール」から循環する3つのエッセンスと4つのしつもん

未来のリーダーを育てる学校として、

世界的に注目され、
メディアにも多数取り上げられている

グリーンスクールという学校が
バリ島のジャングルの中にあります。

幼稚園から高校生までの子どもたちが通う学校です。

2008年に90人の生徒からスタートし、
いまでは30ヵ国以上から、
約500人が集まり学んでいます。

しつもん財団では、
8月に教育視察ツアーを企画して行ってきました。

次世代を担うグリーンリーダー

グリーンスクールの校舎には壁がありません。

風が吹きぬける自然な環境の中で
地域社会に統合された起業家の学びを通して、

サスティナビリティ（持続可能性）を
実践してゆく教育があります。

それは同時に、地球全体と私たち自身を
ホリスティックに捉えることでもあり、

全体性（HOLE）を大切にした教育と
関わる人々のコミュニティが土壌として機能していました。

そんな環境の中で、

地球人としての責任を全うする力をつけた
「次世代を担うグリーンリーダー」が育っているのです。

2つの教育哲学

グリーンスクールの校舎と
机、椅子、等々、すべて竹でできています。

竹は3年で建築用の資材となる
サスティナブルな材料なのだそうです。

　
グリーンスクールに一貫している教育哲学は、
「自然と人との共生」と
「世界と主体的に関わること」です。

校舎のまわりには畑があり、
自分たちで食べる野菜を育てています。

また、コンポストトイレやバイオバス、
ゴミは21種類に分けてリサイクルするなど、
あちこちにサスティナブルな循環がありました。

　　
その循環の中で生活し、学ぶことは、
子どもたち発信のプロジェクトが生き生きと機能し
情熱をもって取り組むことへと繋がっています。

・子どもたちがどのように夢を見つけていくのか？
・先生はどのようなポリシーで関わっているのか？

今回の教育視察ツアーでは、
その秘訣を聞くことができました。

教育視察ツアー

今回の視察ツアーでは、
少人数のプライベートツアーをお願いしました。

敷地内を案内していただいた後は、
グリーンスクールで主任の立場の先生に
じっくりお話を聴く機会をいただきました。

実際にグリーンスクールにお子さんが通っている
お母さんにもお話を聴いてきました。

さまざまな立場の方がツアーに参加したため、
多角的にしつもんすることができました。

グリーンスクールには
予定外にもう1日追加で訪問し、

その日は学校がお休みだったので
じっくり写真を撮ることができました。

報告会でたくさんの写真をお見せしますね！

学べること

・問題が起こったらどうしたらいい？
・1人ひとりの違いの認め方
・部分ではなく、全体からみる大切さ
・子どものやりたい、知りたいを刺激する方法
・先生同士、先生と保護者の関わり方の秘密
・コミュニティとして関わり合う考え方
・子どもたちと共有する７つのスローガン
・グリーンスクール流、夢のつくり方
　　